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―角膜移植に代わる目薬の開発につながる発見―奥村直毅准教授、小泉範子教授らの研究成果がScientific Reports誌に掲載され、京都新聞などに紹介されました。

'17年8月3日 更新
奥村直毅准教授(生命医科学部 医工学科)、橋本佳祐さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2017年3月修了)、北原美優さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2016年3月修了)、奥田浩和さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 博士課程(前期課程)2年次生)、小泉範子教授(生命医科学部 医工学科)らが取り組んだ、フックス角膜内皮ジストロフィの治療薬に関する研究が英国Nature Publishing Groupのオープンアクセス科学誌Scientific Reportsに掲載されました(2017年7月28日掲載)。
本研究では、フックス角膜内皮ジストロフィではTGF-β シグナルが活性化しており、TGF-β シグナルの活性化が角膜内皮細胞の小胞体ストレスを生じさせ細胞死を引き起こすことを明らかにしました。さらに、TGF-β シグナルを阻害することで、患者由来の疾患モデル細胞の小胞体ストレスを抑えることができました。現在、フックス角膜内皮ジストロフィの唯一の治療法は角膜移植ですが、TGF-β シグナル阻害剤をフックス角膜内皮ジストロフィの治療薬として開発できると考えています。本研究は、先端医工学研究センターのプロジェクトとして、ドイツエルランゲン大学との共同研究として取り組んでいるものです。本研究成果は京都新聞などで紹介されました。

タイトル:Activation of TGF-β signaling induces cell death via the unfolded protein response in Fuchs endothelial corneal dystrophy
(フックス角膜内皮ジストロフィにおける角膜内皮細胞死はTGF-βシグナルの活性化により生じる)

著者名:Naoki Okumura, Keisuke Hashimoto, Miu Kitahara, Hirokazu Okuda, Emi Ueda, Kyoko Watanabe, Makiko Nakahara, Takahiko Sato, Shigeru Kinoshita, Theofilos Tourtas, Ursula Schlötzer-Schrehardt, Friedrich Kruse, and Noriko Koizumi
掲載誌:Scientific Reports 2017 Jul 28;7(1):6801. doi: 10.1038/s41598-017-06924-3.
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