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「水疱性角膜症に対する培養ヒト角膜内皮細胞移植に関する臨床試験」の開始について同志社大学生命医科学部と京都府立医科大学の研究チームが記者発表を行いました

'14年3月13日 更新
生命医科学部医工学科の小泉範子教授、奥村直毅助教らが取り組んでいる培養ヒト角膜内皮細胞移植の臨床試験が京都府立医科大学で開始され、3月12日に京都府立医科大学、同志社大学、滋賀医科大学の共同研究チームによる記者発表が行われました。

今回の臨床試験は、生体内では再生しない角膜内皮細胞が病気や手術によって障害され、角膜が濁って視力が低下する「水疱性角膜症」の患者さんに対して、生体外で培養した角膜内皮細胞の注入移植によって角膜の透明性を回復させる治療です。2013年3月に厚生労働省の承認を得て、2013年12月から2014年2月までに3人の患者さんに治療が行われました。安全性が確認されたとともに、視力が回復するなど良好な治療効果が得られました。培養した角膜内皮細胞を移植する臨床試験は世界初であり、角膜移植に代わる新しい治療として期待されています。

同志社大学では2003年から角膜再生医療の研究に取り組み、ROCK阻害剤、TGFβ阻害剤、間葉系幹細胞馴化培地などを用いることにより、従来は困難とされてきたヒト角膜内皮細胞を効率的に培養するための基盤技術を確立し、動物モデルを用いて細胞注入治療の有用性を検証しました。今後は、臨床研究からフィードバックされる種々の課題を解決するための研究を進め、将来的に本治療法が国内外で製品化されることをめざします。

本研究は下記の公的研究費による研究成果です。
  • 2010-2013年度 内閣府 最先端・次世代研究開発支援プログラム
同志社大学生命医科学部 教授 小泉範子

  • 2011-2013年度 文部科学省 再生医療の実現化ハイウェイ
京都府立医科大学医学部 教授 木下茂 
同志社大学生命医科学部 助教 奥村直毅
滋賀医科大学動物生命科学研究センター 准教授 中村紳一朗

  • 2013-2015年度 厚生労働省 再生医療実用化研究事業
京都府立医科大学医学部 教授 木下茂 
同志社大学生命医科学部 教授 小泉範子 助教 奥村直毅

発表の内容は各種メディアで報道されました。
朝日新聞
京都新聞