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医情報学科

人体の優れたメカニズムを、先端工学技術に活かす。

情報・電子工学と医学が融合した分野を学びます。
ヒトの脳内における情報処理メカニズムの解明、電子工学技術を駆使した生体情報の計測、様々な医用機器などの研究・開発に取り組みます。

医情報学科について

教員紹介

医情報学科の教員は、教員紹介(医情報学科)でご案内しています。

研究トピックス

音声コミュニケーションの“脳”力の解明

fMRIを用いた脳の活動状態 fMRIを用いた脳の活動状態の計測
上:普通の音声を聞いているとき
下:レーザー人工内耳の音声
(シミュレーション音)を聞いているとき

脳神経行動工学研究室(オリジナルサイト)
生命医科学研究科「脳神経行動工学研究室」

音声コミュニケーションの“脳”力を解明し、新たな情報伝達手法を開発する

ヒトだけでなく、ネズミ、サルなど様々な動物を対象に音声コミュニケーションがどのような脳の仕組みで行われているかを明らかにします。それらの成果から、ヒトとヒトの間だけでなく、ヒトと機械やヒトと動物間での情報や情動の伝達を改善・補助・効率化するシステムの開発を行っています。例えば、情動の知覚を可能にする非侵襲レーザー人工内耳、ヒトにとって生物学的に直感で理解できるインターフェイス、小型飼育動物をコンパニオン動物として活用するシステムの開発等です。

君もチャレンジ! レーザー人工内耳が作り出す音声(シミュレーション音)を聞いてみよう。

レーザー人工内耳音声を聞いてみよう!レーザー人工内耳音声をYouTubeでご案内しています。

レーザー人工内耳音声

リンクをクリックし、流れてくる音声を聞いてみましょう。
そのあと、下の【解説】を読んでみてください。

※別ウィンドウが開かない場合は、ブラウザの設定でポップアップを有効にしてください。

COVID-19パンデミックにおける肺炎の診断に超音波イメージングが活躍中

頸部の超音波像(上段)とMRI(中段)と融合画像(下段) 頸部の超音波像(上段)とMRI(中段)と融合画像(下段)
融合画像の赤い領域が甲状腺に相当します。

超音波エレクトロニクス・生体計測研究室 (オリジナルサイト)
生命医科学研究科「超音波エレクトロニクス・生体計測研究室」

COVID-19パンデミックが広がる中で肺炎の診断の重要性が改めて認識されています。従来、肺炎の診断にはX線CTが用いられてきましたが、被曝のみならず利用できる施設が限られる、多数の患者に対して利用機会が限られているなどの現実的な課題が浮かび上がり、ベッドサイドで使える超音波イメージングが注目されています。
医用の超音波は高周波であるため空気中を伝搬せず、肺の様な空気の存在する部位については適用対象外とされてきました。しかし、最近、肺炎を起こした組織の表面において特徴的なパターンが現れ、超音波イメージングでも容易に診断可能なことがわかってきました。
また、超音波はリアルタイムで観察できる反面、視野が狭いため異常組織の発見に時間がかかるという課題もありました。そこで、MRIと超音波を同時撮像するマルチモダリティイメージングによってその問題を克服することにチャレンジします。
図は本研究室で新しく開発したMRIと超音波の同時撮像によって得られた頸部の画像です。このような研究は画像処理技術だけではなく超音波を発生させる圧電デバイス技術との融合によって実現されたもので、世界的に見ても新しい試みです。

コウモリの“超”能力に学ぶ。

コウモリの飛行観測 コウモリの飛行観測 音響分析の様子 音響分析の様子

脳神経行動工学研究室(オリジナルサイト)
生命医科学研究科「脳神経行動工学研究室」

コウモリは暗くて狭い洞窟内で、周囲の壁や他のコウモリに衝突せず飛行し、餌となる小さな虫を捕まえます。その秘密は、コウモリが持つ超音波を利用したレーダーにあります。コウモリレーダーの計測速度は非常に遅く、たかだか100ヘルツ程度。数ギガヘルツのパソコンに比べて“超”低速演算装置ですが、コンピュータでは太刀打ちできない、非常に高精度の計測をリアルタイムで行っています。医情報学科では、コウモリが進化の過程で確立した“超”能力を解明し、新しい技術への応用を目指す、とてもユニークな研究を行っています。

情報処理による生体メカニズムの解明と医療・健康への貢献

医情報学科保有の3T MRIを用いた実験の様子。学生自身が装置を操作して画像を取得します。 医情報学科保有の3T MRIを用いた実験の様子。
学生自身が装置を操作して画像を取得します。

ヒューマンインフォマティクス研究室(オリジナルサイト)
生命医科学研究科「ヒューマンインフォマティクス研究室」

当研究室では、ヒトのwell-beingを推進することを目指して、それをサポートするための認知神経科学を始めとした基礎研究と、生体情報に基づくヒトの状態推定技術の開発、医療システムの高度化・知的化などの応用研究を行っています。具体的には、MRIやNIRSなどの装置で得られる脳画像計測装置を用いたヒトの認知機能に関する研究、胃部内視鏡画像や角膜内皮細胞画像などの医用画像診断支援を目的とした情報処理技術の研究があります。MRIは2019年度に磁場強度3Tの最新の装置が医情報学科の設備として導入されており、これを活用して研究を進めます。その他、NIRSを活用した自動車の運転中の脳活動計測の研究など、工学的な応用も視野に入れた研究を行います。また、他学科・他学部の研究室や、国内の医療機関との共同研究も幅広く推進しています。

取得できる免許・資格

  • 中学校教諭1種免許状(数学、理科)
  • 高等学校教諭1種免許状(数学、理科、情報)
注)高一種免(情報)は課程取下げにより2014年度以降入学生は取得できません。
  • 図書館司書
  • 学校図書館司書教諭
  • 博物館学芸員

※神戸親和女子大学通信教育部(男女共学)との提携プログラムにより、小学校教諭1種免許状の取得も可能です。
詳しい情報は、免許資格課程センター「小学校教諭免許状(一種)取得プログラム」(オリジナルサイト)でご案内しています。