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再生医学/遺伝情報研究室(遺伝情報研究)の招待総説がオープンアクセス学術誌International Journal of Molecular Sciencesに掲載されました。

'21年12月9日 更新
我々の生命活動は、DNAからRNAを作り出す転写とRNAからタンパク質を作り出す翻訳による遺伝子発現や、不要になったタンパク質の分解・除去が適切に行われることで維持されています。再生医学/遺伝情報研究室(遺伝情報研究)ではこれまでに、転写因子NRF3がタンパク質分解を異常に活性化することで、腫瘍の増大や転移の促進、再発や予後の不良といったがん増悪を引き起こすことを報告してきました。またNRF3は、その類縁の転写因子NRF1の翻訳を抑制することでも、タンパク質分解やがん増悪に寄与する可能性も見出しています。さらに興味深いことに、NRF3は3大栄養素の1つである脂質の生合成や取り込みを制御することを明らかにしました。本総説は「遺伝子発現制御とその異常による関連疾患」の特集記事として、NRF3によるタンパク質分解や脂質代謝の制御メカニズムを紹介するとともに、その破綻が引き起こすがん増悪と肥満と関連についても議論しています。我々は現在、これらの知見に基づき、高脂肪食を与えた肥満モデルマウスを用いて、がんと肥満との関連についてNRF3を軸にさらなる研究を進めています。

総説の詳細は、以下の関連情報をご覧ください。


総説タイトル:
Pathophysiological Potentials of NRF3-Regulated Transcriptional Axes in Protein and Lipid Homeostasis

著者:
Tsuyoshi Waku, Akira Kobayashi

雑誌:
Int. J. Mol. Sci. 2021, 22(23), 12686

オープンアクセス: https://doi.org/10.3390/ijms222312686

我々の生命活動は、DNAからRNAを作り出す転写とRNAからタンパク質を作り出す翻訳による遺伝子発現や、不要になったタンパク質の分解・除去が適切に行われることで維持されています。再生医学/遺伝情報研究室(遺伝情報研究)ではこれまでに、転写因子NRF3がタンパク質分解を異常に活性化することで、腫瘍の増大や転移の促進、再発や予後の不良といったがん増悪を引き起こすことを報告してきました。またNRF3は、その類縁の転写因子NRF1の翻訳を抑制することでも、タンパク質分解やがん増悪に寄与する可能性も見出しています。さらに興味深いことに、NRF3は3大栄養素の1つである脂質の生合成や取り込みを制御することを明らかにしました。本総説は「遺伝子発現制御とその異常による関連疾患」の特集記事として、NRF3によるタンパク質分解や脂質代謝の制御メカニズムを紹介するとともに、その破綻が引き起こすがん増悪と肥満と関連についても議論しています。我々は現在、これらの知見に基づき、高脂肪食を与えた肥満モデルマウスを用いて、がんと肥満との関連についてNRF3を軸にさらなる研究を進めています。

総説の詳細は、以下の関連情報をご覧ください。


総説タイトル:
Pathophysiological Potentials of NRF3-Regulated Transcriptional Axes in Protein and Lipid Homeostasis

著者:
Tsuyoshi Waku, Akira Kobayashi

雑誌:
Int. J. Mol. Sci. 2021, 22(23), 12686

オープンアクセス: https://doi.org/10.3390/ijms222312686