'23年8月8日 更新
中川達也さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 2023年3月修了)、小泉範子(生命医科学部 医工学科 教授)、奥村直毅(生命医科学部 医工学科 教授)らの研究成果が「Scientific Reports」に掲載されました。
本研究は、德田雄市助教、中野正和准教授、田代啓教授(京都府立医科大学・ゲノム医科学)およびTheofilos Tourtas教授、Ursula Schlötzer-Schrehardt教授、Friedrich Kruse教授(University of Erlangen-Nürnberg)らと共同で実施したプロジェクトの成果です。
フックス角膜内皮ジストロフィは世界の角膜移植の原因の約4割を占める難治性の眼疾患であり、進行すると強い痛みや視力への深刻な障害を生じます。本研究では、患者さんの角膜内皮から取得した遺伝子データを網羅的に解析することで、フックス角膜内皮ジストロフィ患者で特徴的に認められる細胞外マトリックスの過剰産生や、細胞死に関する遺伝子の発現が異常であることが明らかになりました。将来的に、フックス角膜内皮ジストロフィの病態解明や新規の治療法の開発に役立つ研究成果を得ることができました。
本研究の詳細な内容は、以下の関連情報をご覧ください。
【中川達也さんのコメント】
修士課程で取り組んだ研究をScientific Reportsという英語論文の掲載という形で公に報告できたことを嬉しく思います。私の所属したティッシュエンジニアリング研究室では、小泉教授および奥村教授のご指導のもと、チャレンジングな研究プロジェクトの進め方や、論理的な思考の枠組みを学ぶことができました。また私は現在、外資系エネルギー企業にて営業職に従事していますが、海外の共同研究者とグローバルな環境の中で研究を進めた経験が大きく影響しています。全力で研究に打ち込め、国内外の研究者と共同研究が盛んな環境で大学院生活を過ごせたことに感謝しています。
* Contributed equally
# Corresponding author
本研究は、德田雄市助教、中野正和准教授、田代啓教授(京都府立医科大学・ゲノム医科学)およびTheofilos Tourtas教授、Ursula Schlötzer-Schrehardt教授、Friedrich Kruse教授(University of Erlangen-Nürnberg)らと共同で実施したプロジェクトの成果です。
フックス角膜内皮ジストロフィは世界の角膜移植の原因の約4割を占める難治性の眼疾患であり、進行すると強い痛みや視力への深刻な障害を生じます。本研究では、患者さんの角膜内皮から取得した遺伝子データを網羅的に解析することで、フックス角膜内皮ジストロフィ患者で特徴的に認められる細胞外マトリックスの過剰産生や、細胞死に関する遺伝子の発現が異常であることが明らかになりました。将来的に、フックス角膜内皮ジストロフィの病態解明や新規の治療法の開発に役立つ研究成果を得ることができました。
本研究の詳細な内容は、以下の関連情報をご覧ください。
【中川達也さんのコメント】
修士課程で取り組んだ研究をScientific Reportsという英語論文の掲載という形で公に報告できたことを嬉しく思います。私の所属したティッシュエンジニアリング研究室では、小泉教授および奥村教授のご指導のもと、チャレンジングな研究プロジェクトの進め方や、論理的な思考の枠組みを学ぶことができました。また私は現在、外資系エネルギー企業にて営業職に従事していますが、海外の共同研究者とグローバルな環境の中で研究を進めた経験が大きく影響しています。全力で研究に打ち込め、国内外の研究者と共同研究が盛んな環境で大学院生活を過ごせたことに感謝しています。
タイトル
RNA-Seq-based transcriptome analysis of corneal endothelial cells derived from patients with Fuchs endothelial corneal dystrophy著者
Tatsuya Nakagawa*, Yuichi Tokuda*, Masakazu Nakano, Yuya Komori, Naoya Hanada, Theofilos Tourtas, Ursula Schlötzer-Schrehardt, Friedrich Kruse, Kei Tashiro, Noriko Koizumi, Naoki Okumura#* Contributed equally
# Corresponding author
関連情報
Sci Rep. 2023 May 27;13(1):8647. doi: 10.1038/s41598-023-35468-y. PMID: 37244951; PMCID: PMC10224979.
中川さん:写真左から3番目

中川さん:写真後列左から6番目
中川達也さん(生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻 2023年3月修了)、小泉範子(生命医科学部 医工学科 教授)、奥村直毅(生命医科学部 医工学科 教授)らの研究成果が「Scientific Reports」に掲載されました。
本研究は、德田雄市助教、中野正和准教授、田代啓教授(京都府立医科大学・ゲノム医科学)およびTheofilos Tourtas教授、Ursula Schlötzer-Schrehardt教授、Friedrich Kruse教授(University of Erlangen-Nürnberg)らと共同で実施したプロジェクトの成果です。
フックス角膜内皮ジストロフィは世界の角膜移植の原因の約4割を占める難治性の眼疾患であり、進行すると強い痛みや視力への深刻な障害を生じます。本研究では、患者さんの角膜内皮から取得した遺伝子データを網羅的に解析することで、フックス角膜内皮ジストロフィ患者で特徴的に認められる細胞外マトリックスの過剰産生や、細胞死に関する遺伝子の発現が異常であることが明らかになりました。将来的に、フックス角膜内皮ジストロフィの病態解明や新規の治療法の開発に役立つ研究成果を得ることができました。
本研究の詳細な内容は、以下の関連情報をご覧ください。
【中川達也さんのコメント】
修士課程で取り組んだ研究をScientific Reportsという英語論文の掲載という形で公に報告できたことを嬉しく思います。私の所属したティッシュエンジニアリング研究室では、小泉教授および奥村教授のご指導のもと、チャレンジングな研究プロジェクトの進め方や、論理的な思考の枠組みを学ぶことができました。また私は現在、外資系エネルギー企業にて営業職に従事していますが、海外の共同研究者とグローバルな環境の中で研究を進めた経験が大きく影響しています。全力で研究に打ち込め、国内外の研究者と共同研究が盛んな環境で大学院生活を過ごせたことに感謝しています。
* Contributed equally
# Corresponding author
本研究は、德田雄市助教、中野正和准教授、田代啓教授(京都府立医科大学・ゲノム医科学)およびTheofilos Tourtas教授、Ursula Schlötzer-Schrehardt教授、Friedrich Kruse教授(University of Erlangen-Nürnberg)らと共同で実施したプロジェクトの成果です。
フックス角膜内皮ジストロフィは世界の角膜移植の原因の約4割を占める難治性の眼疾患であり、進行すると強い痛みや視力への深刻な障害を生じます。本研究では、患者さんの角膜内皮から取得した遺伝子データを網羅的に解析することで、フックス角膜内皮ジストロフィ患者で特徴的に認められる細胞外マトリックスの過剰産生や、細胞死に関する遺伝子の発現が異常であることが明らかになりました。将来的に、フックス角膜内皮ジストロフィの病態解明や新規の治療法の開発に役立つ研究成果を得ることができました。
本研究の詳細な内容は、以下の関連情報をご覧ください。
【中川達也さんのコメント】
修士課程で取り組んだ研究をScientific Reportsという英語論文の掲載という形で公に報告できたことを嬉しく思います。私の所属したティッシュエンジニアリング研究室では、小泉教授および奥村教授のご指導のもと、チャレンジングな研究プロジェクトの進め方や、論理的な思考の枠組みを学ぶことができました。また私は現在、外資系エネルギー企業にて営業職に従事していますが、海外の共同研究者とグローバルな環境の中で研究を進めた経験が大きく影響しています。全力で研究に打ち込め、国内外の研究者と共同研究が盛んな環境で大学院生活を過ごせたことに感謝しています。
タイトル
RNA-Seq-based transcriptome analysis of corneal endothelial cells derived from patients with Fuchs endothelial corneal dystrophy著者
Tatsuya Nakagawa*, Yuichi Tokuda*, Masakazu Nakano, Yuya Komori, Naoya Hanada, Theofilos Tourtas, Ursula Schlötzer-Schrehardt, Friedrich Kruse, Kei Tashiro, Noriko Koizumi, Naoki Okumura#* Contributed equally
# Corresponding author